F先からの手紙

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2012年9月12日
 想うとは・・・
  東日本大震災の津波に耐えながら枯死した「奇跡の一本松」。その一本松を保存するための伐採作業が12日午前岩手県陸前高田市で始まった。防腐処理され、来年の2月末に「希望の象徴」として再び現地に立つ。
 江戸時代に防潮林として約7万本植えられた高田松原で唯一流されず残った一本松。被災者に復興への強い勇気を与えたが、塩害で根腐れし、専門家が昨年12月に立ち枯れを確認した。台風や落雷などで倒れる危険性もあり、同市がモニュメントとして保存することになった。
 私はTV映像でしか、「奇跡の一本松」を見たことはないが、伐採される木を見ると一年半前におきた3.11の大震災に立ち向かった人々のことを思い出し、胸が熱くなる。
 9月上旬に岩手、青森と温泉療養をかねて旅に出たが、東北地方では震災は終わっていないという印象を持った。

 物事を想い起こすことは、一本の木からでもできる。想うという字は木を目で見て心を動かす、あるいは心を動かされるとも読める。
 一本の木を忘れてはならない。日本人の出発点となる木である。